腸内フローラ検査
腸内フローラ検査
食事や生活習慣は腸内フローラ(腸内細菌叢)に影響を与え、腸内フローラの乱れ(Dysbiosis)はさまざまな疾患や体調不良を引き起こすことが分かってきました。腸内フローラを良い状態に保つことは、楽しく元気で長生きするために重要なポイントです。
当院で取り扱っている腸内フローラ検査(マイキンソー)では次のようなことが分かります。
- ① 腸内細菌の多様性
- ② 腸内フローラ組成(門別)
- ③ 長寿菌(ビフィズス菌、フィーカリバクテリウム)
- ④ 有用菌(短鎖脂肪酸産生菌、エクオール産生菌、やせ菌)
- ⑤ 要注意菌(不摂生菌、便秘関連菌、肥満菌)
- ⑥ 疾患リスク(下痢、動脈硬化、糖尿病、大腸がん)
これらの結果をもとに、総合判定がなされ、食事や生活において何に気を付ければ良いか、詳しいコメントが付け加えられます。
SIBO検査
SIBOとは、Small Intestinal Bacterial Overgrowthの略で、小腸内で腸内細菌が異常に増殖した結果、小腸内で食物の発酵が進んで過剰なガスが発生し、腹部膨満感、ゲップ、便通異常などの症状が引き起こされた状態です。SIBOにより小腸での吸収障害が進むと、ビタミンB12欠乏、貧血、脂溶性ビタミン欠乏、体重減少が出現します。
原因としては、年齢や全身性疾患による消化管運動機能低下、消化器疾患(慢性膵炎、炎症性腸疾患、小腸憩室など)、食生活の乱れ(炭水化物過剰摂取・飲酒)、薬剤(抗生物質、胃酸分泌抑制剤)、ストレスなどがあげられます。
症状である程度診断がつけられますが、確定診断のためには、呼気試験を行います。ラクツロースを飲むと消化管内(胃、小腸、大腸)でメタンガスと水素ガスが産生されますが、SIBOの場合小腸でガスが発生しますので、早期に呼気中のガスの濃度が上昇します。
The North American Consensusの提言によると、ラクツロースまたはグルコース負荷により、90分以内に水素濃度が20ppm以上に上昇するか、どこかの時点でメタン濃度が10ppm以上に上昇すれば、SIBOと診断します。
リーキーガット検査
リーキーガット(Leaky Gut)症候群とは、腸粘膜の防御機能の異常により腸粘膜の透過性が増した結果、腸から体内に分子量の多い化学物質や食物アレルゲンが入りやすくなり、身体にさまざまな異常が引き起こされた状態です。腸上皮の細胞同士は、タイトジャンクションという接着物質でつながれており、細胞と細胞の間の隙間から有害な成分が侵入しないようになっていますが、タイトジャンクションが障害を受けると、リーキーガットが引き起こされます。リーキーガットの原因としては、動物性高脂肪食や化学物質などがあげられます。
ゾヌリンは腸管透過性を調節するたんぱく質で、タイトジャンクションの分解を誘導しますので、ゾヌリン濃度の上昇はリーキーガットの原因となります。血液中のゾヌリンの量が45ng/mL以上をリーキーガットである可能性が高いと判定し、40ng/mL以上は要注意です。
自由診療-検査
- アンチエイジングドック
- 自律神経検査
- 副腎疲労検査
- 遅延型食物アレルギー検査
- 毛髪ミネラル検査
- 遺伝子検査
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診療内容
項目 説明 保険診療 内科、胃腸科、循環器科
呼吸器科、禁煙外来
男性更年期外来、女性更年期外来自由診療 サプリメント栄養療法
ナチュラルホルモン補充療法
キレーション療法
高濃度ビタミンC点滴療法健診、ドック 健康診断、人間ドック
アンチエイジングドック -
診療時間
外来診療時間 月 火 水 木 金 土 9:00~12:30 ○ ○ ○
13:00まで○ ○ ○
13:00まで14:00~19:00 ○ ○ ○ ○ ※受付時間は診療時間の30分前までとなります。
※健診受付は午前10:00~11:30です。予約状況を事前にお問い合わせください。
※発熱外来の時間は、新型コロナウィルスの流行状況により変更になる可能性があります。
休診日:日曜日、祝祭日、年末年始、お盆休み
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アクセス
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